河島　英五 with 加藤登紀子/燃えろジングルベル

	どういう経緯でこの二人がクリスマスソングを歌うことになったのか・・・こう言っては失礼だが、 およそクリスマス・ソングという雰囲気に結びつかないお二人の、これまた「燃えろジングルベ ル」なんていう、追い打ちをかけるタイトルが寒々しい。しかも、今となっては知る由もないが、 超話題曲とまで刷り込まれている。 このシングルは、５年ほど前に一度、中古レコードショップでお目にかかったが、さすがに手に して驚いた。しかも、Ｂ面の「石仏」なんていう曲のタイトルがジングルベルと相まって、笑え てしまう。キリスト教と仏教か！？・・・節操のなさを物語る日本のクリスマスを象徴するかの ようでもある。今年、再び中古レコードショップで見つけて、今世紀中に再び出会うことのない レコードであろうと、禁断の果実に手をさしのべて買ってしまったのであった。 曲は、今では子供と迎えるクリスマス、学生時代を懐かしみ愛を燃やした頃のように、再び愛の 炎を燃え上がらせよういった熟年カップルに贈るクリスマス・ソング。 曲を聴いていると、居酒屋で日本酒を交わしながら、夫婦水入らずのクリスマスを過ごす時の ＢＧＭに・・・しみじみと・・・そんな雰囲気です。なんか、わびしく、なります 石仏は、河島英五さんのソロです。さらに、しみじみとします。
発売元：ワーナーパイオニア�� レコード番号：L-317E 発売日：１９７９年１１月１日 作詞/作曲：河島　英五 編曲：玉木　宏樹 Ｂ面：石仏
キティレコード盤ＤＫＱ１０６６でもこの曲が、シングル化されています。写真も同じ物を使用。カットが、ややアップされ、Ｂ面が、加藤登紀子の「酔えば」が収録されています。タイトルロゴも異なります。